当時僕が付き合っていた女子高生の話です。
彼女・・・うーん、いい響きだね!青春を感じる。
最も、彼女にとって僕は23人目の彼氏だと言っていたけれど。
っていうか23人目って何!?多過ぎじゃね!?
年齢よりも上じゃん。
産まれてから毎年彼氏作ったって数があわねーぞ。
あんまり過去の事を根掘り葉掘り聞いちゃ駄目って言うけど、どうしても気になって、最短何日で別れたのか聞いてみたら、半日だって。朝告白されてOKして、夕方に振ったらしい。
いや、それって付き合ったって言わないんじゃ・・・。
ま、まあ、いいさ!大事なのは今だしね!過去に囚われていたら先には進めない。そんな小さな事を気にするような心の小さな味のりじゃない。
という訳で、幸せな毎日を送っていた僕な訳だが、付き合ったらどーしてもしてみたい夢があったのだ。 その夢とは・・・ズバリ!・・・
プリクラ!
男なら一度は夢見る彼女とのプリクラ!!!
どーしても撮りたい。彼女と是が非でも撮りたい!
毎日のようにお願いをし、毎日のように断られていたのだが、遂に根負けした彼女がプリクラを一緒に撮ってくれると言ってくれたのだ。
次の休みの日に彼女と一緒にプリクラを撮りに行った。
わくわく、ドキドキしながら遂にプリクラコーナーへ。いろいろ機種があって良く分からない。機種毎に機能が違うらしいが 、プリクラ初心者の僕にはさっぱり分からない。なので、ここは彼女に選んで貰う事にした。
早速中へ。おー。これがプリクラかー。初めて入るプリクラ機の中は何だか別空間のような感じだ。
お金を入れて、いざ、初プリクラ。
いろいろなポーズを要求され次々に写真撮影をしていく。そして、最後に落書きコーナーというやつがあるのだが、いろいろ機能がある上に時間制限があって、頭の中が真っ白になり、何を書いていいかさっぱり分からない。
あたふたとしている間に落書きタイムが終わってしまい、結局ろくに何も書けなかった。
プリクラを終えて外に出ると、何だか微妙な雰囲気が・・・。
ま、まずい。この雰囲気はまずい。プリクラと言えば落書きありきなのに、ただのツーショットになってしまった。
とりあえず、謝ろうと口を開くと彼女が
だから味のりとは一緒に撮りたくなかったんだよ!!!
だから味のりとは一緒に撮りたくなかったんだよ!!!
だから味のりとは一緒に撮りたくなかったんだよ!!!
ずっさーんと僕の心に突き刺さる!
効果は抜群だーーー!!!
それに対して僕は一言、小さな声で 「ごめん・・・」と謝る事しか出来なかった。
その後、彼女に好きな人が出来たからと振られたが、彼女は僕を振る際に今の彼氏が僕と比較して何が優れているかを一つ一つあげて行くという鬼畜っぷり。
今の彼氏は味のりと違って~でー
今の彼氏は味のりと違って~だしー
うるせーよ!!!大きなお世話だ!バーロー。
っていうか、10年以上経って今さらだけど、プリクラにしたって何一つとして悪い事してないじゃないか!!! 何か!?プリクラ撮り慣れしてるチャラい奴がいいんか!?
むしろ慣れて無い方が初々しくて可愛いじゃん!
謝り損だよ。謝り損。
謝んなきゃ良かった。
女性の皆さま方にはピュアな心を持つ味のりがオススメです!!!
あ、ごめん。もうピュアじゃなかったわ。
ではまた!
味のりでした。
女子高生シリーズ
次のお話は僕が小学生の時に体験した女子高生との出来事。