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面白い話:ルパンと銭型警部ごっこを雪が降り積もる夜にしてみた

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 大学4年生の時、僕は理系だったので毎日のように研究室に通っていた。理系出身の人は分かるかも知れないが、泊まり込みも結構普通で朝から晩まで研究に没頭していた。

 その日は雪が降っていてとても寒い夜で、雪が降っているという事もありほとんどの人が帰ったのだが、僕は研究の成果が思ったように出て居なくて一人で泊まり込みをする事にした。すると友人の一人がお酒とおつまみを持って研究室に訪れて来た。


友人「おーい、酒持って来たぞ。一緒に飲もうぜ」

 友人の研究は結構進んでいて、このまま順調に行けば研究室では一番早く研究が終わるだろうと思っていた(実際その友人の研究が一番早く終わった)。だから正直僕は、「冷やかしかよ」「めんどくさいなー」「研究の邪魔するなよ」などと心に思ったのだが、せっかくこんな雪が降る夜に研究室を訪れて来てくれたのだ。邪見にする事もないなと思い、温かく友人を迎え入れる事にした。



僕「うせろ
友人「・・・」
僕「・・・」
友人「このグラス借りてもいいー?紙コップとか持って来て無いんだよね。」

まったくこいつ人の話全然聞いてないな。まあいいけど。
結局、研究を中断して友人とお酒を飲む事にしたのだが、お酒でいい感じ酔った時、テンションが上がった友人が窓の外を眺めながら僕に提案してきた。

友人「お前ルパン役な。俺は銭型。お前が捕まったらお前の負け。お前が捕まらなかったらお前の勝ちね。よーい、どん!」

そのまま大学の外に出ていく酔っ払い二人。

友人「まてぇ~るぱ~ん(雪を投げながら)」
僕「捕まえてみろ。とっつぁ~ん(雪に当たりながら)」

30分後、お酒も引いて来て「いい歳して何でこんな事しているんだろう。」と我に返り、友人の方を見ると、友人の目も僕と同じ目をしていた。

僕「・・・」
友人「・・・」

二人無言のまま雪が降り積もる夜に立ち尽くす。そしてそのまま、二人無言で研究室に戻る。そして、そのまま無言でジェンガを始めた。ジェンガが崩れとき、僕たちの心も崩れ去った気がしたけど全然そんなことは無かった。
まあ、誰かに見られなくて良かった。完全に黒歴史だったけど。