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原材料名表示の見方と作り方(2015年4月施行の食品表示法対応)

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お弁当の裏や側面にシールが貼ってあると思う。その中で原材料名の表示はJAS法と食品衛生法の二つから成り立っている。

つまりJAS法と食品衛生法の二つの知識があれば原材料表示を見て内容を判断できるわけだ。

消費者庁の食品表示ページへ行ってみると、項目毎にたくさん分かれており200ページ以上ある。これは何の知識もない素人が見ようとするときつい。何が書いてあるか、どういう意味なのか知りたいけどよく分からないという人のために原材料名表示の見方を解説する。

なお、法律が改正されたのでついでに原材料表示を作成している人が見てもためになるように新旧の法律にも言及していく。お弁当を例に見て行こう。

ルール1:重たい(お弁当内で割合が大きい)順に書く

たとえば、唐揚げが100g、ご飯が200g、桜大根が5gなら

ご飯(国産)、鶏の唐揚げ、桜大根

という記載になる。これはスーパーやコンビニでお弁当を買う時に透明の容器に入っていればいいのだが、たまに透明じゃない容器に入っていて中身が見えない場合がある。そんな時にこのルールを知っていれば、お弁当の中身を推測出来るのだ!ちなみにご飯に「国産」と付いているのは「米トレーサビリティ法」によるもので、平成23年7月より産地情報の伝達を行うことが義務化され、産地の記載をしなければ法律違反となる為だ。ちなみに、「新潟県産」や「秋田県産」などより具体的な県名での表記も可能だ。

ルール2:原材料と食品添加物は分けて記載する

どこまでが原材料でどこからが食品添加物かをわかりやすくしなければいけないので、原材料と添加物は別々に記載されている。食品添加物は基本的にお弁当における割合は実は0.01%とか0.001%とかそんなものなので原材料より重くなる場合は滅多にないが、仮に原材料よりも重くなったとしても、

ご飯(国産)、調味料(アミノ酸等)、唐揚げ、桜大根、着色料(野菜色素、赤キャベツ色素)

という表記は認められない。なので正しくは

ご飯(国産)、鶏の唐揚げ、桜大根、調味料(アミノ酸等)、着色料(野菜色素、赤キャベツ色素)

となる。ちなみに()の中もルールにのっとり重たい順に書かなければいけない。
つまり、原材料を重たい順に書いた後、食品添加物を重たい順に書く。
だがしかし!それは昔の話だ。前はこれで終わりだったのだが、食品表示法施行により、原材料と食品添加物は明確に区分しなければならないとされたので新ルールに則った表示は以下の通りになる。

ご飯(国産)、鶏の唐揚げ、桜大根 / 調味料(アミノ酸等)、着色料(野菜色素、赤キャベツ色素)

「/」を入れることによって、どこまでが原材料でどこからが添加物かわかるようにしている。

ルール3:アレルギーは表記しなければならない

アレルギー持ちの人が安心して購入できるようにアレルギーはすべて書き出す。ちなみに、アレルギーには必ず表示をしなければならない義務品目(7品目)と、表示が推奨されている推奨品目(20品目)がある。義務品目と推奨品目はそれぞれ以下の通りである。

義務品目(7品目)

卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに

推奨品目(20品目)

あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ、ごま、カシューナッツ

少し前までは推奨品目は18品目だったのだが、ごまカシューナッツが追加されて今は20品目となっている。カシューナッツはともかく、ごまは世の中に出回っている商品に結構入っていて、商品を多く抱えてる所は修正に苦労したのではないだろうか。
それと推奨品目は名前の通り推奨なので表示する必要性はないが、世の中の流れ的には義務品目と推奨品目両方を記載するのが一般的である。これはコンビニやスーパーを見ればわかる。

上記の件から今回で言うと、

ご飯(国産)、鶏の唐揚げ、桜大根、(原材料の一部に小麦、乳成分、大豆を含む)/ 調味料(アミノ酸等)、着色料(野菜色素、赤キャベツ色素)

となる。 だがしかし!ここでまたしても食品表示法の登場だ。
主な変更点は以下の通り。

・アレルゲン表示は個別表示を原則とする。(一括表示は「表示面積に制約がある」「表示量が多くなり消費者に分かりにくい」場合に、例外的に認める。)
・一括表示の欄に原材料として表示したアレルゲンや代替表記等で表示されているものも含めて、すべてのアレルゲンを表示する。

代替表記とは

例えば「厚焼玉子」のように表記方法や言葉が異なるが、特定原材料、及びそれに準ずるものと同じであるという事が理解できる表記の事

なので新ルールに則ると以下の通りになる。

ご飯(国産)、鶏の唐揚げ(小麦、乳成分、大豆を含む)、桜大根 / 調味料(アミノ酸等)、着色料(野菜色素、赤キャベツ色素)

桜大根にも小麦と大豆が含まれているが、一度記載したアレルゲンについては省略できるので省略している。ちなみに、仮に例外として認められて一括表示する場合は以下の通りである。

ご飯(国産)、鶏の唐揚げ、桜大根、(原材料の一部に小麦、乳成分、鶏肉、大豆を含む)/ 調味料(アミノ酸等)、着色料(野菜色素、赤キャベツ色素)

以前であれば「鶏の唐揚げ」という表記がすでにされているので、アレルゲンに「鶏肉」を記載する必要は無かったのだが、新ルールでは、一括表示で記載する場合は、一括表示さえ見れば消費者が全てのアレルゲンを把握出来るように記載しなければならない。
しかし、ここで気を付けてほしいのが今回の法律でアレルギー表示の特定加工食品が廃止された点だ。

特定加工食品とは

特定原材料名又は代替表記を含まないが、一般的に特定原材料等を使った食品である事が容易に予想できる表記の事

醤油→大豆を使っている事は一般的に知られている
マヨネーズ→卵を使っている事は一般的に知られている

なので今まで、マヨネーズと記載されていればアレルゲンの欄に「卵」と表記しなくても良かったのだが、今後は表記が義務付けられる。

最後に

ここまでで原材料名の表記をどのような考えの基に作成しているのかが分かって貰えたと思う。

ちなみに原材料名を見だすと結構面白くてついついお弁当の裏を見て確認してしまう。最近はコンビニやスーパーの基準が厳しくなってきたのか、最近のお弁当などは結構まともな表記な気がする。

しかし、大きいスーパーでも表記の仕方が雑で、食品添加物しか記載されていなかったり、いまだに「米」としか表記されていなかったり、原材料と添加物が区分されてなかったりとひどい所も多い。

後、食品添加物にも興味が出て来て、なんだこれ?とネットで検索するようになったりする。最近は世の中の主婦の方々が過敏になっていて、食品添加物が危険だ危険だと騒いでいるが、食品添加物も一概に悪とは言えず、すべての食品添加物を取り除いてしまったらスーパーやコンビニでのお弁当はもちろんほとんどの加工食品が出荷出来なくなってしまうのでは無いだろうか。

お弁当などは作った日の翌日に売るので、夏なら35℃で48時間、夏以外なら25℃で48時間後の微生物検査のクリアを出荷基準にしており、これが結構きつい。添加物無しで通る気がしないのは僕だけだろうか。なので、そこまで気にしなくて良いと思って居る。まあ、実際危険な添加物があるのも事実ではあるが。

もしこの記事を読んでJAS法や食品衛生法、食品添加物などに興味が出たら調べてみると良い。何を基準に「消費期限」と「賞味期限」を使い分けているのかとか、比較的安全な食品添加物と危険視されている食品添加物は何か?など調べれば調べるほど楽しいものである。