僕がまだカワイイ幼稚園生だった頃、僕には将来の仲を誓いあった女の子が居た。
その子とは幼稚園、小学校、中学校と同じで、幼稚園の時に彼女は「将来、味のりのお嫁さんになる!」と言ってくれたのだ。その言葉を信じて僕は小学生になり、中学生になった。しかし、時とは残酷なもので、彼女は中学生になった途端、何と、事もあろうに彼氏を作ったのだ。
なんという裏切り・・・
僕は将来結婚するつもりで居たのに・・・いや、むしろ付き合っていると思っていた。思っていたのに、付き合って居なかったんだ!付き合っていると思っていたのは僕だけ・・・なんというピエロ
ははっ!笑えるだろ?笑えよ、べジータ
失意の中、僕は暗い暗い闇に落ちていく。信じていた彼女の裏切り・・・そして信じていた友人の借りパク・・・僕は人間不信になりかけていた。そんな時、当時中学一年の時一緒のクラスだった女の子が僕に話しかけてくれた。
クラスメイトA「味のり・・・元気出して。うち・・・味のりの事好き・・・だよ?小学生のときからずっと見てたもん」
ああ、なんて優しい言葉・・・
小学生のときからずっと僕の事を見ていてくれたのか。
それなのに僕は君の気持ちに全然気づいていなかったんだね。
君は・・・
妄想だよ!
くそっが!!!お前、俺の脳内妄想じゃねーかよ!!!!
いねーよ。僕の事を暗闇から救ってくれる人なんて居なかった。そんな展開に期待していたけどそんな事は全然無かった。ひどい。ひどすぎる。世の中はなんて残酷なんだ。
そんな絶望や憎悪の渦巻く中、当時中学一年生だった僕は思ったのだ。
ポケットモンスターピカチュウバージョンのピカチュウ使えないからパーティから外そうかな・・・と