今日は彼女とのクリスマスデートだ。ここ数年のクリスマスはずっと仕事で一緒に過ごすことができなかったから今年のクリスマスは奮発して有楽町のフランス料理店でディナーをする事にした。
約束の場所に行くとそこにはすでに彼女の姿があった。
僕「お待たせ。ごめん!待った?」
彼女「ううん。だ丈夫だよ。ちょっと張り切りすぎて早く来ちゃった。」
何てかわいいんだ。彼女とはもう何年も付き合っているけれどずっと彼女の事をかわいいと思う。昔も今もこれからもずっとずっと彼女をかわいいと思い、そして大好きなままなんだろうな・・・とそんな事を考えていた。
僕「じゃあ、行こうか」
彼女「うんっ!」
僕は10月からずっと有楽町近辺のフランス料理店をまわり、クリスマスデートに相応しいお店を探していた。そして、とても素敵なお店を見つけたので今日はそこへ彼女を連れて行くのだ。
店内に入ると予想通り彼女が喜んでくれた。
彼女「わー!すごい素敵なお店だね!」
彼女が喜ぶ姿を見ると僕も嬉しくなる。僕たちはお店の人に案内にされて席へとついた。そしてディナーを食べながら彼女との会話を楽しむ。
彼女「こんな素敵なお店よく知ってたね」
僕「10月ごろからここら辺のお店を週末食べに来て調査してたからね」
彼女「そうなんだ!ありがとう」
僕「どういたしまして。そういえば、僕に告白してくれた時の事覚えてる?」
彼女「え?うん。もちろん覚えてるよ」
僕「学校の帰り道に告白された時はびっくりしたなぁ。木の陰に隠れていていきなり飛び出てきてラブレターを押し付けるように渡して去って行っちゃうんだもん」
彼女「だってー!緊張で声が出なかったんだから仕方ないじゃん!」
僕「でも僕も実は前から気になってたから嬉しかったんだよ。」
彼女「味のりは学校でも人気だったから正直ダメだと思ってたら付き合えた時は本当にうれしかったなぁ」
僕「でも、付き合った後、学校で頭なでって言って来るのは正直恥ずかしかった笑」
彼女「好きな人には頭なでて欲しいじゃん」
僕「そんなにいいもんかねぇ」
彼女「いいものなの!」
そんな感じで僕たちは昔の事を思い出しながら食事をしていたらあっという間にデザートの時間になった。ここのお店ではデザートは食べれる範囲であればいくら頼んでも構わないというルールだったので、食いしん坊の彼女はめいいっぱいデザートを頼んだ。
彼女「見て見て~これすごくない?ツイッターに投稿しとこっと」
僕「おいおい大丈夫かよ。こんなに食べれないだろ・・・」
彼女「え?食べれないよ?これは写真用。残った分は食べてね♪」
僕「ええええええええ。まじかよ・・・」
そして僕たちは食事を終えてお店を出る。
僕のおなかはデザートでいっぱいでもうこれ以上は入らない状態だ。顔を少し上げると東京タワーが綺麗だった。
そういえば、学生の時も彼女と一緒に東京タワーを見に行ったなぁとまた昔の事を思い出していた。あの時確か永遠の愛を誓ったんだっけ。全く学生だとは言え、なんという恥ずかしい事をやっているのやら・・・。
学生の時、誓った愛が永遠の愛になる人は少ないだろう。だけれでも僕たちは違う。僕たちの愛はきっと永遠だ。時には喧嘩したり、お互いの溝が生れる時もあるだろう。それでも僕たちはおじいちゃん、おばあちゃんになってもずっとお互い傍に居たい。お互いを好きで居続けたい。いや、きっとずっと一緒だ。
神様、どうかこの愛が最後でありますように。
彼女「ねえ、どうしたの?」
僕「うん?いや、なんでもないよ。ちょっと考え事をしていたんだ」
彼女「ほら、早くいこっ」
僕「うん、そうだね!」
彼女「ねぇ!」
僕「何?」
彼女「大好き!!!」
僕「ぼ、僕も大好きだよ!」
ほら、やっぱり最高じゃないか!絶対に僕たちは大丈夫。
なあ、皆もそう思うだろ?
っていうかさ、これ。
前も同じような事やってねーか?
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