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癒されたい味のりのブログ

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元カノから500万円貸して欲しいと言われたんだが

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数年ぶりに元カノから電話があった。どう元気にしてる?何てテンプレートのような入り方からお互いの近況を報告しあった。なぜか彼女は、彼氏の存在をはぐらかしていたが、おそらくいるだろう。前の彼氏とは限らないけれど、彼女との付き合いはなんだかんだで長かったからなんとなくわかるのだ。まあ、今更関係の無い話だから深くは突っ込まないけれども。


彼女とのことは1年ほど前に記事にしたので読んでない方はそちらをチェック。


あれからもう何年も経っているので正直彼女への怒りや憎しみといった感情はもうない。最も彼女への愛情ももう無くなってしまってはいるが。

彼氏彼女という恋人関係が終わった後、僕たちは友達関係には戻らず一切の関係を断ち切った。まあ、友達に戻らずというか戻れなかったというのが正しい表現かも知れない。

ともあれ、何年も絶縁状態だったのにも関わらずなぜ急に連絡を寄越したのだろう。そんな事を思っていると彼女が口を開く。

元カノ「私、大学で勉強し直そうと思うの」
僕「え?う、うん。いいんじゃないかな」
元カノ「でもね。お金が無くて・・・」
僕「そうなんだ・・・」
元カノ「だからね・・・?500万円貸して欲しいの

僕「・・・」

言葉が出ないとはこういうことを言うのかと思った。何か言おうと思ったけれど、何も言えなかった。貸すとも貸さないとも言えなかった。普通なら断るに決まってる。たぶん多く人がそうだろう。でも即決できなかったのは、元恋人だからなのだろうか。

それでも何とか僕は口を開く。

僕「親御さんに借りるとかはできないの?」
元カノ「うち貧乏だからそんなお金なくて」
僕「そっか」
元カノ「ちゃんと返すから!信じて!」
僕「も、もし貸すとして、返すって何年後くらいに返せそう・・・なの?」
元カノ「15年後くらいには」

15年後・・・

えらく長いな・・・。大学で4年費やすから実質11年だからそれくらい掛かるか。でも15年って言ったら幼稚園児も成人してしまうくらいの年数だ。いくら何でも長すぎる。しかも、よく聞いてみればできれば無利子で貸してして欲しいとの事。つまり、僕は500万円ものお金を預けて15年後にそれが戻って来たとしても何の得もしない。ただ自分のお金が戻ってくる、ただそれだけだ。

500万円は用意しようと思えば用意できる。今の僕なら出せる金額だ。だが、それでも大金な事に変わりはない。そしてもう一つ、正直に言おう。僕は彼女を信じられないのだ。僕は彼女が15年後に500万円を返す可能性と、返さずにバックレる可能性、どちらが高いかと言えば、返さない可能性の方が高いと、そう思ってしまっている。一度は愛した女性だが、今の僕には彼女を信じる事は出来なかった。

元カノ「いっぱい稼いでるんでしょ?おねがい。人助けだと思って」

その時、僕はなんだかとても悲しかった。とても悲しかったんだ。歳月は人をここまで変えてしまうのかと、久しぶりに電話して来たと思ったら金の無心。確かに、一度は恋人関係だったしハードルも低いのかもしれない。それでも僕は、なんともやるせない気持ちになった。

僕はお金を貸すことは出来ないと彼女に伝え、電話を切った。

その後の数日間、ずっと電話が鳴り、いくつものメールが送られて来た。その度に僕はメールで、力になれないと、お金を貸すことは出来ないと、申し訳ないと伝えた。

そんな事を続けているとやがて彼女からの連絡は無くなった。

そして僕は、彼女とのかつての日々を思い出しながらふとこう思ったのだ。













当時の思い出は色あせないのに、僕たちの心はどうしてこうも醜く変わってしまったのだろうか・・・と。