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結婚後も僕をご主人様と呼ぶ元カノとの関係を断った

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昔、僕は旅行が好きでよく日本各地を訪れていた。その時にとある女性に出会った。彼女もまた一人旅の途中だった。当時の僕は男女問わずいろいろな人に声を掛けては一緒に食事に行くなどをしていて、彼女もまた旅先で声を掛けた女性の一人だった。


食事に誘うと彼女は意外にもついてきてくれた。というのも、見た目は清楚系でなんというか全然遊んでなさそうだったのでダメだろうなと思いつつ誘ったからだ。

お店について何の旅行か聞いた所、恋人に振られた傷心旅行だと聞かされた。それでちょっとやけくそになっていて知らない男性についてきたのだという。なんて危ないんだ・・・僕だったからよかったもののその辺のチャラ男だったら言葉巧みにホテルへ連れ込まれていたに違いない。そう考えると声を掛けたのが僕でよかったと一人うなずいていた。

お酒もすすみ、僕たちは意気投合し、連絡先を交換してまた会おうと約束をした。そこから彼女との交流が始まった。電話やスカイプなどで頻繁に会話し、メールのやり取りも一日何十通としていた。ただ、残念な事に僕と彼女の住んでいる所はだいぶ離れておりそんなに頻繁に会えなかった。

しかし、遠距離もものともせずに僕たちの関係は親密になって僕たちはいつしか付き合うようになった。そしてある日それは起こる。

いつものように彼女の地元の近くにホテルを取り、そこで二人で飲みながら話していた時のことだ。彼女はおもむろに元カレの話をしだした。なぜ今更そんな事をと思っていると、彼女は僕に元彼のことをご主人様と呼んでいたということを聞かされた。

僕は知識としてはそういう世界があるのはもちろん知ってはいたが、僕の周りでそういう人はいなかったのでどこか遠い世界のように感じていた。それがまさかこんなに身近にいたとは・・・。驚くと同時に嫉妬も覚えた。彼女が元彼に対してご主人様と呼んでいる姿を想像してしまったからだ。

何とも言えない思いに葛藤していると、彼女は僕に、私の新しいご主人様になって欲しいと頼んだ。実はまだ元彼のことを完全に忘れられておらず、僕に何もかも忘れさせて欲しいのだという。そんなことを言われてしまっては断るに断れず、僕は彼女の新しいご主人様になる事になった。

彼女のいうことは基本的にはすべて叶えてあげていた。ここでは書けないようなR18が大半なので割愛するが、一番恥ずかしかったのは散歩だった。彼女の首に首輪をして首輪から伸びているチェーンを握りしめ大都会東京を散歩するのだ。もちろんそんな事をすれば目立たないわけがなく、僕たちは周りの通行人からガン見されていた。みんなからジロジロ見られるのと変な人に絡まれたらどうしようという思いからいつも心臓はバクバクしっぱなしで遂に僕がこの散歩に慣れる事はなかった。ただ、彼女は興奮するとすごく喜んでいたのでまあそれはそれで良かったのかも知れない。

これで済めば、恋人同士のちょっと変わった性癖で終わったのかもしれないが、話はここから少しややこしくなる。彼女が僕に恋人関係の解消を申し出てきたのだ。関係は良好だと思っていた僕としてはただ驚くばかりだった。しかし、相手に気持ちがないならこれ以上関係を続けても仕方ないと思い、僕は別れを受け入れる事にした。彼女の声を聞くのもこれが最後かと悲しみに打ちひしがれていると彼女はあくまでも解消するのは恋人関係だけでこれからもご主人様とペットという関係は続けていきたいとそう言うのだ。

僕には言っている意味が全く分からなかった。

ここで断ればよかったのだが、彼女の事が好きだった僕は彼女にまた会えるならと、この奇妙な関係を受け入れてしまった。そしてこの日から、彼女とは恋人関係ではないけれど彼女のご主人様であるという苦悩の日々が続く事になる。

僕はまだ彼女の事が好きだったのでこの気持ちをどう表現していいかわからなかった。ただ、彼女の日々がいたずらに過ぎて行き、彼女に新しい彼氏ができ、僕の悩みはますます増える事になった。

僕は彼女に彼氏ができたのだからこの関係も終わりにしようと伝えた。しかし、彼女はご主人様は僕だけなのだと涙ながらに訴え僕との関係を解消しようとはしなかった。そして僕たちはずるずると関係を続けることになる。ただ、信じて貰えるかどうかはわからないが彼女から体の関係を求められたがそれだけは断った。彼氏への罪悪感があったのであくまでも会話や食事など友人として変わらない関係しか持たなかった。最も、彼女によると今の彼氏にはご主人様がいるけどいいの?と聞いてから付き合っているから僕の存在は知っているし問題ないと言っていた。本当かどうかはわからないが、もし本当なら何ともすごいカップルだ。そして、彼女と彼はとんとん拍子にうまくいき、付き合って間もなく結婚した。

招待状が僕の元へ送られてきたが、当然僕は出席しなかった。

そして結婚後、人妻となった後も彼女は僕へ電話をしてきて僕をご主人様と呼ぶ。さすがにこのまま関係を続けるのはまずいと思い、ここでようやく踏ん切りがつき、もう付き合いきれないと彼女に伝え、電話とメルアドをブロックした。

結局のところ、僕は彼氏としては失格だったけれどご主人様としては合格だったという事だろうか。それは喜んでいいことなのか悲しんでいいことなのか。いや、結局彼女と結ばれる事が無かったのだから悲しむべきか。ただ、正直最後の方は愛情というよりは友情に近い感じで恋愛感情はなかった。負け惜しみに聞こえるかもしれないが、長い時の中で僕の気持ちも変化したのである。

きっと多くの人が僕の事を馬鹿だと思うだろう。僕も馬鹿だと思う。もっと早く関係を切るべきだっとは思うが、長年一緒にいると愛着がわいてしまうものなのだ。

そして僕は長いこと一緒にいた彼女の事を考えながらふとこう思った。










マックの「グランてりやき」より普通の「てりやきマックバーガー」の方がおいしいな・・・と。